大学制度と入試
ワシントン州・シアトルの教育制度
大学の数
ワシントン州には60以上もの大学があります。2年制大学では約30校、4年制大学においてはワシントン大学(UW)を代表とする有名校が複数あります。また、私立大学や芸術系、医療系など専門大学も豊富にあることで現地の学生を含む様々な学生が世界各地から学びにきています。
学期制度と教育水準
アメリカには日本の文部省にあたるような国が教育を管理するシステムはなく、それぞれの州や大学が独自に運営・管理しています。よって学期制やカリキュラムなども大学ごとの独自色が強いのが特徴です。多くの州が2学期制(セメスター制)を採用しているのに対し、ワシントン州は主に4学期制(クオーター制)で1,4,6,9月と通年に渡って学生を受け入れています。日本の高校生は3月に卒業し、ブランクを空ける事無く4月から大学に入学出来ます。また、他州に比べて教育水準を高く保ち、安定した教育を提供している点もワシントン州の特徴と言えます。
入学方法
アメリカの大学は入試ではなく書類審査によるものですが、ワシントン州においても同様に高校3年間の成績(通知表)を総合的に判断して、入学の可否を決定します。他州に比べて教育水準が高い事から、2年制の短大でもGPA(評定平均)を設ける大学や、TOEFLの基準が4年制大学並に高い所もあります。また、高校を中退している学生や、成績が不十分な学生に対してはHigh School Completionといってワシントン州における高校卒業認定資格を得るコースを大学が設けている所もあります。
編入学
編入や転校が柔軟に出来るアメリカの教育制度はワシントン州でも同様に活用できます。ワシントン州にある大学の教育水準が高い事から、他州への編入については殆どの場合が問題なく単位を移行し、編入可能です。但し、4学期制を採用していることで単位のカウント方法や入学時期が2学期制と異なるため、編入時は充分に注意をして進める必要があります