日本の大学と比較
ー 比較してみよう、日本とアメリカの大学 ー
学生主体の教育、『個』を生かす教育
アメリカの大学の特徴として、あくまで学生主体な教育を提供していることが挙げられます。個人の可能性や能力を最大限に引き出すための教育制度が確立されており、大学在学中に興味分野を見つけ、学びたいことを積極的に学べる柔軟な環境が用意されています。
日本 | アメリカ | |
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大学の数 | 1,200 | 4,200 |
専攻の数 | - | 650以上 |
学期制 | 2学期 | 2,3,4学期制 |
入学審査 | 筆記試験 | 書類審査 |
専攻決定のタイミング | 大学で学ぶ専攻は受験時に決めておく。入学後の専攻の変更には条件があることが多い。 | 大学で学ぶ専攻は入学後に決めても良く、専攻の変更も可能 |
編入制度 | 別の大学への編入は可能。しかし編入を受け入れる学校に限りがあったり、また受け入れ枠も少ないことがある。単位移換には各大学の規定がある。 | 一度入学した大学から別の大学への編入(転校)が可能。成績次第ではトップ校への編入も可能。過去に修めた単位は移換されるため、無駄な時間やお金がかからない。 |
授業スタイル | 教授が一方的に講義を行うスタイルがほとんど。学生の意見交換の場は少ないとされる。一部のゼミ形式の授業は参加型だが、基本は受け身の教育。 | 学生主導の教育が求められるため、学生は能動的に授業に参加する必要がある。単にテストをパスすればOKではない。 |
教授との関係 | 学生が教授を評価することはない。また、アメリカ同様にOffice Hoursを設けているが、アメリカほど普及されていない為、学生と教授の距離は依然として遠い。 | 学生が担当教授の評価をする事が義務付けられている為、教授の質は一定に保たれる。また、Office Hoursと呼ばれる制度が整っており、授業外でも教授は学生に対して非常に協力的。 |
交友関係 | さまざまな環境や地域から集まる学生との出会いによって、視野が広がる。サークル、アルバイトと活動範囲は自分次第で広げられ、自分に似た友人や環境を自分で選択できる。 | 世界各地から学びにきている留学生と出会い、交友関係はまさにボーダレス。宗教、文化、社会における異なる考え方を持つ学生と出会えるチャンス。 |
アメリカの大学生の生活スタイル
アメリカの大学に通う場合、生活の中心は「学業」に注がれます。それらの理由として学生は勉強せざるを得ない環境に置かれるからです。
課題の量が多い
授業前の予習はもちろん、毎回の授業で出される課題や期限付きのプロジェクトなど、多岐に渡って量が膨大です。約3-4ヶ月間の学期中に複数の教科に対して多くの課題をこなしていくわけですから、語学力にハンデのある留学生は毎日の勉強時間は平均4~6時間と言われています。日本の大学の様に、中間・期 末テストに重点が置かれるわけではありませんので普段からの努力が非常に重要となります。
最低限の成績を維持しないと退学処分になる!
アメリカの大学は日本同様に義務教育ではありません。その為、「学びたい人」には門戸を開けていますが、そうでない人には厳しい処分を与えていま す。成績が4段階評価中、2.0(C評価)未満を切る学生は警告処分、または退学処分が命じられます。留学生に対しても「学習」する為にアメリカに来ているわけですから、「やる気がない」学生に対しては厳しく強制送還を命じられます。日本の大学は入学後に例え成績評価が悪かったとしても卒業ができる、しかしアメリカの大学は入学こそ出来ても卒業が非常に難しい、そこが大きな違いです。